**本学術集会は、岩手県立大学の助成を受けて開催いたします**

ごあいさつ:大会長 福島裕子(岩手県立大学)

みなさま、こんにちは。
 日本フォレンジック看護学会第11回学術集会の大会長をお引き受けさせていただきました岩手県立大学の福島裕子と申します。
 第11回学術集会は、2024年8月24日(土)・25日(日)の2日間、岩手県立大学において開催いたします。
 刑法の改正により、同意のない性行為は犯罪とみなされるところまで日本の社会が歩みだしました。しかし、改正された刑法のもと、性暴力被害者の誰もが救済されるわけではありません。声を上げない、声を上げられない、こころの奥底にひそかにしまい込んで過ごしていく被害者も多くいます。幼少期に性的虐待を受けた方々もまさにそうです。
 性暴力被害を許さない社会に近づいてきている今だからこそ、理論に当てはめての理解や裁判資料作成のようではなく、原点に戻るつもりで当事者の経験した主観的事実を大切にしたい・・・・、彼ら・彼女らの世界をありのまま理解し、真に寄り添う支援をみんなで考えたい・・・、そんな願いでこのテーマを掲げました。
 サバイバーの方々のお話はもちろん、映画の上映会もあり、充実した素敵なプログラムとなっております。シンポジウムでは、当事者に寄り添うフォレンジック看護について、経験豊かな登壇者と考えます。懇親会には、津軽三味線の生演奏もお聞きいただけますので楽しみになさってください。
 会場は、2023年に訪れるべき街としてニューヨークタイムズで紹介された盛岡市の隣です。情緒あふれる盛岡市の町並みも、この機会にぜひ堪能していただければと思います。
 多くの皆様のご参加をお待ちしております。
2024年4月吉日

福島 裕子(岩手県立大学)

講演・上映会

大会長講演

児童養護施設の思春期女子の経験世界を“まなざす”リプロダクティブ・ヘルスケア
演者:福島裕子(岩手県立大学看護学部 教授) 

講演Ⅰ

「その後に生きる者」の可能性
~「性的虐待」を受けた女性の語りをとおして

演者:井上寿美
    (大阪大谷大学教育学部 特任教授)
   ユウさん(ケアリーバー)

講演Ⅱ

支援者から性暴力被害当事者となった者の回復の軌跡 
~トラウマインフォームド・ケアへの期待~
演者:八幡真弓(Praise the brave 代表)

      

講演Ⅲ

性暴力によるトラウマ ーその甚大な影響の理解と回復のためのケアー
演者:八木淳子
(岩手医科大学医学部神経精神科学講座 教授)

講演Ⅳ

法医学から見た性犯罪
演者:髙宮正隆
(岩手医科大学法医学講座法医学分野 教授)

「Team その子」上映会

上映後「解離あるある」トーク
演者:中島幸子、友塚結仁
(NPO法人レジリエンス)

シンポジウム・ビデオレター

シンポジウム『当事者に寄り添うフォレンジック看護を目指して』

性暴力被害急性期におけるフォレンジック看護
演者:家吉望み(東京有明医療大学看護学部 准教授)

性暴力被害当事者への長期的なフォレンジック看護
演者:長江美代子(日本フォレンジックヒューマンケアセンター 副会長)

性暴力被害者に関わる支援者への看護支援~二次的PTSDを理解する~
演者:米山奈奈子(秋田大学大学院医学系研究科 教授)

「地域におけるフォレンジック看護の発展
~カナダの経験から~」

Sheila Dawn Early

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